新政には「特別頒布会」という制度があるのですが、今年の頒布会のタイトルが、これ。ドン!
「The World of Little Creature of Sake 微生物の世界」
あれ? なんかデジャヴ…。
「~の世界」「~な世界」「~る世界」…。(脳内データベース検索中)
…「蘇る世界」!
イタリアのプログレバンド「PFM」の壮大な名曲「The World Became The World(邦題:蘇る世界)」はこちら↓
http://www.youtube.com/watch?v=ZvjssJ7RRLM
いや、テーマの微生物とひとっつも関係ないんですけどね…。勝手に言ってるだけですけどね…。でも頒布会のお酒に添付されていた説明書きのデザインも、どことなくプログレライブのフライヤーの裏っぽいんですよ。ドン!
ちなみに、リアルプログレのチラシの裏はこんな感じ。
興味ないかと思いますが一応表面も。おどろおどろしい感じに仕上がっております。
実際に届いたのは3月頒布のテーマ「麹菌の世界」に基づいた
「黄麹菌」(Aspergillus oryzae/アスペルギルス・オリゼー)の純米酒
「白麹菌」(Aspergillus kawachii/アスペルギルス・カワチ)の純米酒
ラベルもスッキリしたデザインの2本立て。オリゼーの胞子…かな?
裏ラベルを見ると、常温か、やや温めてが推奨のようです。この日は友人のお店に持ち込んで常温を試したあと、「これ、けっこうあっためてもいけるんじゃない?」と意見が一致。
50度位の熱燗で試してもまろやか&軽やかになっていい感じ。酒質はプログレのような重々しさはなく(そりゃそうだ)、どちらかというとソフトロックというか、4合瓶がするするあっという間に終了しました。
常にチャレンジングな「新政」の酒造りに対する姿勢は、ある意味「プログレッシブ」。その点では、造りに詳しい日本酒マニアの好奇心をかき立てるのはもちろんのこと、初心者や私のように日本酒再デビュー組(それについてもおいおい)で、「日本酒の今」を感じるお酒を飲んでみたい方にもおすすめな銘柄です。